皆さま、あけましておめでとうございます。
桜ライン311代表理事の岡本です。
2026年1月5日より、桜ライン311事務局も仕事始めとなりました。
昨年を振り返ると、痛ましい災害が非常に多く発生した1年でした。
陸前高田市の隣接市で発生した平成以降の国内最大規模となる大船渡市山林火災をはじめ、1月から3月にかけては全国各地で山林火災が相次ぎました。また、大きな被害に至らなかったものの6月のトカラ列島群発地震(震度6弱)、12月の青森県東方沖地震(震度6強)では「北海道・三陸沖後発地震注意情報」が発令されました。
さらに、夏の猛暑は過去最高を記録し、熱中症の搬送者は全国で10万人を超えました。同時期に九州では記録的な豪雨や、11月の佐賀関での大規模火災など災害に関わる報道が後を絶たず、また、全国ニュースでも毎日のように取り上げられておりました「熊」の被害も問題になりました。被災された皆さま、そして復旧と復興にご尽力している皆さまが、1日も早く穏やかな日常を取り戻されることを心より祈念しております。
「私たちは悔しいんです。」
桜ライン311の設立の契機となった東日本大震災からまもなく15年を迎えます。
大きな被害をもたらした津波の教訓を後世に伝え、二度と同じ悲しみを繰り返してほしくないという悔しさから事業が始まりました。
陸前高田市内の津波最大到達地点約170kmに17,000本の桜の苗木を植樹し、育て、守り続けていくこと。2011年10月に事業を開始して以来、これまで2,420本の桜を植樹し、2025年の秋シーズンには、植樹会への累計参加者数が延べ10,000人を超えました。
自然災害を「他人事」ではなく「自分事」として捉え、日頃から意識し、備えてもらうこと。それは、東日本大震災の教訓を伝承することに直結していると考えています。
昨年の災害を見ても明らかなように、自然災害による被害を100%防ぐことはできません。しかし私たちの行動によって、被害を減らすことはできます。そして何より大切なのは、事後ではなく「事前」に備えておくことです。
桜の植樹を通して、その大切さを多くの方に伝え、「その時」に備える人を増やしていくこと。それこそが私たちの使命です。
共感してくださる皆さまのお力添えをいただきながら、本年もより多くの方に自然災害を自分事として捉えるきっかけを届けてまいります。
最後になりましたが、昨年ご厚情を賜りました皆さまに心から御礼申し上げます。
本年も引き続き、ご指導とご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。
私たちの桜が地域に根付き、陸前高田の未来を彩り、災害の教訓を伝えていくように。
そして関わってくださる全国の皆さまにとって、災害への意識を咲かせるものになるように。
桜ライン311に関わるすべての方にとってご多幸の一年となることを祈念して、新年のご挨拶とさせていただきます。
認定特定非営利活動法人 桜ライン311
代表理事 岡本翔馬 理事・スタッフ一同

