東日本大震災の被災地企業として、桜の成長と共に歩む。
(トヨタ モビリティパーツ株式会社 北東北統括支社)
■当団体を知ったきっかけ
私たちは、2018年春の植樹会から参加させていただいております。当初、東日本大震災の被災地の地元企業として何か地域のお役に立てることはないかと情報を集めていたところ、桜ラインの活動との出会いがありました。2017年秋の植樹会見学、また、活動内容について詳しくお聞きするうちに、スタッフ皆さんの震災に対する想いに共感し、この活動に参加することを決意しました。まずは社内の仲間を集めることからスタート。2018年春、初回10名の参加で始まり、年2回の参加を継続させて頂きながら、今では1回あたり20名ほどになることもあります。
■社会的な価値、法人として関わる価値
桜の植樹活動は実際に津波が到達した地点で行います。そこは、かつて当たり前の日常があった場所です。そして今、目の前に広がる景色は当たり前を失った非日常の世界であり、今の現実です。見える景色は月日が経つにつれ変化していきますが、経験した悲しみと失った尊い命への鎮魂の想いは永遠に続きます。この想いを絶やすことなく後世に伝えていくために、被災地の地元企業としてこの活動を支援していきます。この植樹会という体験を通じて、「もし自分が住む場所で大きな自然災害が起きた時、自分の命をどう守るのか」ということを、同じ職場で働く仲間と共に考えるきっかけになればと思っています。被災地への継続的支援活動に加え、この活動を通じて、一緒に働く仲間が一体感を持ち、震災を風化させないという想いを共有する。そして、桜の成長と共に社員の心も成長できる企業を目指しています。
■関わり方
当社では、業務改善制度を導入しており、改善された時間を金額に換算し年2回寄附させていただいております。業務改善活動を通じて社員一人ひとりが「自分も参加している」という一体感を感じることができる制度となっています。また、毎年3月と11月に行われる植樹会にも参加し、毎回欠かさず参加する社員もいます。
■関わることで生まれた変化
この活動に参加することで、震災に対する社員の想いをカタチにして表現できるようになり、社内の社会貢献意識がより深まりました。当社が活動に参加してまだ4年ですが、この活動に出会えたことを大切にし、10年、20年と継続して取り組んでいきたいと考えております。いつの日か、私たちが植樹した桜がラインでつながり、そこに沢山の人々が集う。そんな情景に期待を膨らませながら、これからも支援活動を継続していきたいと思います。
トヨタ モビリティパーツ株式会社
北東北統括支社
担当:総務部 人事・教育G 川村
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