2011年5月からプレハブの仮庁舎で業務を行っていた陸前高田市役所ですが、今年5月、待望の新庁舎での業務が開始されました。
場所は中心商店街アバッセの山側、桜ライン311が最初の一本を植えた浄土寺の東側です。
7階建てで大きく見えますが、床面積は震災前の市役所と同じくらい。
建設された場所は高田小学校跡地で、津波が襲った場所ですが、高田小学校を高台移転したあとに嵩上げされ、東日本大震災と同程度の津波でも被害を受けない高さに建てられました。
次の災害の際に司令塔となるべき建物ですので、防災面も考慮されていて、免震構造で高層階に非常用発電機が設置されているそうです。
震災前に市内にあった公共施設は博物館の完成を待つばかりです。
道路など、生活利便性の改善点が残っているとはいえ、日本中から応援していただいた復興のハード面は区切りとなります。
復興期間は区切りとなりますが、これまで応援してくださった皆さまとのつながりは切れることはありません。
新型コロナの影響が収まりましたら、ぜひ一度、新しい陸前高田市役所を見に来てください。その際には桜ライン311の事務所にも立ち寄ってくださることをお忘れなく。
佐藤一男
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