皆さま、あけましておめでとうございます。
桜ライン311代表理事の岡本です。
本日より桜ライン311事務局も仕事初めとなりました。2020年も無事にメンバー全員で新年を迎えております。
私たちの設立契機となった東日本大震災から間も無く9年。
自然災害による被害の本質は、人命が失われることで発生する「悲しみ」だと私たちは考えています。その悲しみを繰り返して欲しくないという思いから、私たちの事業は始まりました。東日本大震災を風化させないために、市内の津波最大到達地点約170kmに17,000本の桜の苗木を植樹する。2011年10月に事業を開始し、8年半が経過しました。
「私たちは、悔しいんです。」
この言葉で始まった私たちの事業は、昨年末時点で陸前高田市内331箇所、植樹本数1,700本、活動にご参加いただいた皆さまは6,315名となりました。震災から時間が経っていくなかで昨年は1年間で853名の方にご参加を頂きました。また日本全国からのご寄附を頂いており、多くの皆さまにご尽力とご協力をいただき活動を継続できていることに、心から御礼申し上げます。
昨年1年間でも多くの自然災害が発生し、次々に被災地と呼ばれる場所が増えています。私たちのこの事業は、多くの方に「自然災害に対する備えの重要性」を意識してもらうためのものです。東日本大震災からの教訓を一人でも多くの方にお伝えできるように本年も尽力してまいります。また同時にその教訓を伝えるための桜が、この街にとって愛され誇りに思われるものでもあってほしいと強く願います。1月21日には3月の植樹会の募集を行う予定になっておりますので、是非ご参加くださいませ。
最後になりましたが、昨年ご厚情を賜りました皆さまに心から御礼申しあげます。本年も引き続き、ご指導とご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。私たちの桜が陸前高田の復興の先に、地域に根付いたものになるように。そして関わってくださる全国の皆さまにとっても、災害への意識を咲かせるものになるように。桜ライン311に関わるすべての方にとってご多幸の一年となることを祈念して、新年のご挨拶とさせていただきます。
認定特定非営利活動法人 桜ライン311
代表理事 岡本翔馬 理事・スタッフ一同
【年賀状について】
当事務局からの年賀状の送付は、原則、地域住民の皆さまのみとさせていただいております。本年も多くの皆さまより年賀状を賜っておりますが、いただいた皆さまへのご返礼は、植樹のより一層の進行と活動の意義をお伝えしていくことに代えさせていただきます。何とぞご理解のほど、よろしくお願いいたします。