平素はひとかたならぬ御支援とお付き合いを賜り、ありがとうございます。
昨日6月30日をもちまして無事に桜ライン311は期末を経て
7月1日より法人としての5期目を迎えることが出来ました。
事務局が5人体制となってから一年あまり、
チームとしての難しさも喜びも経験させて頂いた一年だったと思っています。
その経験をすることが出来たのは、他ならない皆さまのお陰です。
震災をきっかけとして設立された団体として
5年目という節目は非常に感慨深いものです。
「私たちは悔しいんです。」
この思いで私たち桜ライン311は任意団体として発足しました。
翌年の法人化、そして昨年の認定取得と事務局の体制強化。
今年も法人としての新年を迎えられる事に厚く御礼申し上げます。
本当にありがとうございます。
昨年の秋から災害公営住宅への入居、
防災集団移転等も一部で始まっています。
しかし今も大多数の方が仮設住宅に暮らしているのが実情。
植樹は津波の最大到達地点という配慮が必要な場所です。
私たちが植えたいから。
ではなく住民の皆さまに望まれてこその植樹となるように、
これからも陸前高田市に寄り添った団体であり続けたいと思っています。
それでなければ後世に伝えることなど出来ません。
また東日本大震災の風化が叫ばれている一方で、
自然災害の発生により災害への意識の高まりも感じます。
時間の経過により変わるものもあれば、
変わっていかないものもあります。
私たちにとっての「悔しさ」はずっと変わる事はありません。
しかしそこから徐々に前を向き、
もっと普遍的なテーマへと活動を拡げていくことが、
結果として変わらない事に繋がっているとも思います。
世界にも類を見ない巨大災害となった東日本大震災、
その私たちが経験し培った教訓をより多くの方にお伝えする事で、
これからの災害への備えの一助になればと思っております。
加えて、震災の経験の無い次の世代へどう伝えていくか、
もっと根底から考え行動に移していきたいと考えています。
そして認定特定非営利活動法人となり一年が過ぎました。
震災以降に出来た法人としてに満足する事無く、
一般のNPOとしての質も追求しながらの一年ではありましたが、
皆さまのご期待に沿える団体でしたでしょうか?
一昨年中の代表の岡本を始めとして、
皆さまに応援して頂いたご恩は桜ラインの構築と
災害への備えへの意識啓発に全力を注ぐ事でお応えさせて頂きます。
本年もより多くの皆さまにご賛同頂き、応援頂ける団体として、
陸前高田により多くの皆さまとのご縁をお繋ぎする団体として、
そして同じ事を繰り返さないためにも住民の皆さまと一緒に活動する団体として、
認定特定非営利活動法人の名に恥じないように活動を続ける所存です。
至らぬ点も多いかと思いますが、
本年もご指導ご鞭撻のほどよろしくお願い致します。
認定特定非営利活動法人 桜ライン311
代表理事 岡本 翔馬
理事/スタッフ一同
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